後味の悪い話|ベルセルクのロスト・チルドレンのおとぎ話


後味の悪い話ベルセルクのロスト・チルドレン

漫画『ベルセルクロストチルドレンの章に出てくるおとぎ話
この後味の悪い話です。

ある村に、赤い眼ととがった耳の少年がいました
少年はその眼と耳のせいでいつも村の子供達からいじめられていた
そんな少年に両親はとても優しかったが、少年はこう思いました
「ここは僕の家じゃない。この人達は僕の本当の親じゃない」
なぜなら少年のお父さんもお母さんも、村の人間の中には誰一人として、
少年のように赤い眼やとんがり耳のものは居なかったから

ある夜、少年は親に黙って家を抜け出す
自分の本当の両親を、自分の本当の住むべき世界を探しに
大人達が決して近づいてはいけないと言う妖精達が住む森へと一人入っていきました

そして少年は森の奥深くで妖精達を見つけます
妖精達の赤い眼。とんがり耳。それはまさしく少年と同じものだった
でも、喜びいさむ少年に妖精達はこう言います
「お前は私達の仲間ではない」
昔、人間の男女が病気で死にかけた赤ん坊を連れて森の奥へとやって来た

男女は必死に願う「この子を救う為に、村の掟を破りこの森に入りました。この子は私達の命です。どうかお救い下さい」
その願いを聞き入れ、妖精達は赤ん坊に魔法をかけた
赤ん坊の命は救われたが、そのかわり、その子の姿は半分妖精に似たものになってしまう
それでも男女は涙を流して喜んだ

その話を聞いた少年は大慌てでもと来た道を泣きながら駆け出した

しかし不思議な事に、森ではほんの一瞬過ごしただけなのに、村では100年もの歳月が流れてしまっていた
誰一人知る者の居なくなってしまった村と、人間の住む事の許されない妖精の森との狭間で、
仲間はずれの少年は泣き続けた
赤い眼をもっと赤く腫らして

後味の悪いベルセルクまとめ

マイノリティの苦難について。
結局、マイノリティは自分の居場所がなかったというお話ですが
マイノリティ=居場所がない
社会的に力が弱いという問題点を浮き彫りにしているようにも感じました。
このベルセルク自体、連載が長いのですが、休載も多く
そういう点も後味悪い感じがしますね。


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